グリーン住宅ポイントは、2022年1月15日で商品の交換が終了します。
ふるさと納税制度と同様、年末年始、グリーン住宅ポイントの申込みが殺到することが予想されますが、さらに拍車を掛ける可能性があるのが、終盤での追い込み割引です。
商品を供給している事業者も最後の最後は売り切りたいもの。セールをすることはできませんが、価格を下げて少しでも在庫処分をしたいという可能性もあります。
年末年始に価格が下がる根拠として、次の2つがあります。
一つ目は、商品提供事業者が在庫を多く仕入れすぎている可能性があるということです。その理由として、前回の次世代住宅ポイントが大きく関係します。
グリーン住宅ポイントの前身、次世代住宅ポイントでは、予算規模も今回より大きく、何より、参入業者、参入していた商品提供事業者が少なく、かなりの売上を作ることができました。
次世代住宅ポイントでの活況は噂となり、商品提供事業者は、今回のグリーン住宅ポイントにも気合いを入れて挑んでいます。
しかしながら、今回のグリーン住宅ポイントは、前回の次世代住宅ポイントに比べて、参入業者がおおよそ10倍。予定よりも早く商品提供事業者の募集を打ち切るという事態になりました。
その分、商品登録も多くなり、「グリーン住宅ポイントは思っていたよりも売れない」現象が発生してしまっているのです。そうなると用意していた在庫が予定よりさばけず、年末年始、土壇場で価格を下げて処分をする可能性があるのです。
そして、年末年始に価格が下がる根拠の二つ目。
それは商品提供事業者が利用するグリーン住宅ポイント管理システムの仕様上、値上げはできず、値下げのみが可能になっているということです。
一度商品登録をした商品は、それ以上の価格で販売することができない、期間の途中で値上げができないのです。一方で値下げはいつでもできます。
商品提供事業者が商品を登録する際、1つ1つの商品に対しグリーン住宅ポイント事務局が審査を行います。その審査に2週間程度の時間を要しています。そこまでして、やっとの思いで登録できた商品。なかなか削除して、また新規登録をするというのも手間がかかるものです。
そう考えると、価格は下がる可能性しかないのです。つまり、在庫が確実なものは急いで商品交換する必要がないということです。これらを踏まえて、ぜひじっくりと交換商品選びをお楽しみください。
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